エンジニアやプログラマーは時代の先端をいく花形の職業と言われることもありますが、当然ながら退職する人も少なくありません。エンジニアやプログラマーの退職理由は前向きなものと、どちらかというと後ろ向きなものに分かれます。仕事を辞めたくなる前向きな理由としては、スキルアップを目指したいというものが多いです。向上心が高く能力を伸ばしたいと願う若手は、キャリアアップを狙って次のステージに向かう人もいます。
ネガティブな退職理由に挙げられるのは、給料が上がらない、残業や休日出勤が多い、同志として切磋琢磨してきた同僚や上司、部下の退職などです。給料や労働時間に不満を持つのは、自分のキャリアが充実してきた結果と言えるでしょう。また、エンジニアやプログラマーは協力し合ってプロジェクトを推進する仕事が多いので、信頼できる仲間を失うことがモチベーションに影響するのも当然なのかもしれません。
どの仕事でもそうですが、仕事を辞める場合は退職理由を明確にし、本当に退職すべきかを吟味することが大切です。仕事をしながら転職活動をするか、退職後に仕事探しをするかを決め、退職希望日の1カ月から2カ月程度前に、直属の上司に退職の意向を伝えましょう。そして、退職の1カ月前に正式な退職願を提出します。同時期に業務の引継ぎを進め、退職10日前までに関係者への挨拶を済ませましょう。退職当日までに身の回りの物を整理し、会社に返すべきものを返却し、必要な書類を受け取ることも忘れてはいけません。